パパ契約

「パパ」と呼ばれると、何だか気恥しい。
別にパパ契約をしているとはいえ、無理にパパと呼んでもらわなくてもよくて、そもそも、パパ契約のパパってそんな意味じゃないだろう?
そもそも、僕たちは本名さえ知らない。彼女はパパ契約サイトではシフォンなんて変な名前を名乗っていたし、僕も適当な名前だ。
彼女は、僕が小学生の頃に隣の家に住んでいた同学年の女の子に似ていて、ちょっぴり懐かしささえ感じる女性だった。だから、どうしてもその女の子のことを思い出してしまって、余計に「パパ」と呼ばれるのは恥ずかしい。
「じゃあどう呼べばいい?」
と聞かれたのでいろいろ考えてみたのだが、名前で呼ばれることには抵抗があることに気が付いた。
そりゃそうだ。僕たちは、所詮、後腐れのないお金と体の割り切った契約。お互いの個人情報には立ち入らない方がいい。
愛人契約
パパに代わる呼び名を提案しなければならない。定番なら「おじさん」とか「お兄さん」なのだろうけど、なんだか自分が年を食ってしまったようでイヤだ(実際に食っているのだが)。
ちなみに、僕もサイトに従って彼女のことを「シフォンちゃん」と呼んでいたが、さすがにネット上ではいいけど、面とシフォンちゃんなんて呼ばれるとやっぱり照れるわーなんて言われたので、略して「しーちゃん」と呼んでいる。だからと言って僕の本名である「マサヒロ」を略して「マーくん」なんて呼ばれると、それはそれで気恥ずかしい。
僕は、彼女の上で腰を動かしながらいろいろと考えていた。
しーちゃんはとても敏感な子でちょっと乳首を吸っただけで、アンアン喘いでくれる。その姿がとてもエロエロで、僕はそこが気に入って彼女とパパ契約をしているのだ。
ならば、このまま彼女をアクメに達しさせて無意識のうちに僕のことをどう呼ぶか、に判断は任せればいいのではないだろうか。
僕は、彼女への責めを強めた。彼女の弱点は知っている。見る見るうちにシーツにシミができて彼女は悶えまくり始めた。
迸る快感で眉間にしわを寄せている彼女のイキ顔に唇を寄せて、その耳元に息を吹きかけながら「僕は誰?」と囁いた。
「あーいい~ヨシオ~」
・・・ヨシオって誰だよ・・・
セフレ探し
オフパコの意味